認知症で電車事故:遺族の罪はあるのか?最高裁判所の判決は!?

認知症で電車事故:遺族の罪はあるのか?最高裁判所の判決は!?

認知症はもはや他人ごとではないようです。厚生労働省からも正式に発表されていますが、2025年には700万人を突破し65歳以上の5人に1人は認知症になる発表しています。

今回取り上げる内容は正に日本の現代事情をそのまま反映したものであるとして、注目を集めている「事件」の一つです。今から9年前、認知症だった91歳の男性が駅ホームに転落、電車の運行を妨害したとして遺族に賠償を求める事が争点となっています。

1審では、なんと遺族側に720万円と言う多額賠償金を求める判決が下されました。

妻と長男に監督責任があるとして、この判決に至ったようですが本当にこれが正しいと言えるのかどうか?

人道的に考えてちょっと腑に落ちない部分があるとして、遺族は上告しました。が、祖の2審でも350万円と賠償額は減ったとは言え、その監督責任は否めないとしました。相手側がJRと言うこともあり、最高裁に最終判断を委ねることとなりました。

そして、いよいよ判決が最高裁より下されました。その判決内容は遺族には賠償責任無しと言う無いようです。

要するにJR側の敗訴となりました。よって、賠償義務はなく、遺族側には今後責任追及されないことになります。

これには、賛否両論あるとは思いますが、事故を起こしたご本人が認知症であることが断定されている以上、故意の過失では無いと判断された印象を受けます。ですから、今後益々高齢化社会が進む中でこの事件を機に企業も対策が必要となるでしょう。

具体的な対策の一例としては、最近ですと名古屋市営地下鉄東山線全駅に「ホームドア」の取り付けが完了しました。

東京都内でも新幹線や一部の地下鉄沿線の駅でも見かけるようになりましたが、駅のホームに自動ドアが設置され電車到着時に絶妙なタイミングで開くというシステムで安全上の効果が期待されています。

もちろん、設置費用は何億円とかかりますがお客様目線からしてみるとこのような設備があるだけで安心感が得られます。

決して他人事ではありません。私達一人一人この事件を教訓にしていきたいものです。

スポンサードリンク