シンドラーエレベーター 事故 金沢で再び悪夢の死亡事故発生!2012年

世界中で事故が多いエレベーターとして、今ではもの凄く有名になってしまったシンドラーエレベーター。2012年10月31日、またしても金沢で死亡事故を起こしてしまいました。

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金沢市のホテルでの死亡事故の内容は、女性清掃員が挟まれて死亡するという内容。
ホテルは、JR金沢駅前の『アパホテル金沢駅前』でした。

 

清掃員の女性(63)が、業務用エレベーターに乗ろうとした際に、エレベーターが急に上昇してつまずき、上半身だけがエレベーターの中に転倒した形となったところで、エレベーターは更に上に上昇し、胸などを挟まれて死亡しました。

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シンドラーエレベーターは、2006年にも東京都港区内のマンションで都立高校2年生の男子生徒(16)が、エレベーターから降りようとした際に扉が開いたまま上昇してしまい、体を挟まれて死亡する事故を起こしています。

こういった事故は、シンドラー社に目立ちますが、他社のエレベーターにおいても同様の事故がなかったかというとそうでもなく、他社のエレベーターにおいても事故はありました。

そこで国土交通省は、建築基準法施行令を改正して2009年9月から、

『ドアが開いている状態で動き出しても自動的に停止する「戸開走行保護装置」の設置を義務付けました。』
ところがです。

今回の事件のあった金沢市のホテルのエレベーターには、事故を起こしたエレベーターの他に宿泊客用のエレベーターが3台ありましたが、どのエレベーターにも義務付けられている保護装置の設置はありませんでした。

義務を怠り、人の命が奪われてしまったのです。

シンドラーエレベーターは、今更ながら全国に設置されている5500台のシンドラーエレベーターの点検をすることを明らかにしていました。

シンドラー社のエレベーターの事故や不具合、それに対する対応や応答の履歴がWikiにて詳しく書かれていましたので、引用させて頂きます。

ご興味ある方は、御覧ください。

シンドラーエレベーターの事故・不具合の歴史-Wikiより

【2006年6月3日】
東京都港区にある区営の特定公共賃貸住宅「シティハイツ竹芝」に設置されていたシンドラー社製エレベーター2基のうち1基で、自転車に乗ったまま乗降中の高校生が、扉が開いたまま突然上昇したエレベーターのかご部分と建物の天井との間に挟まれ折りたたまれて圧死する事故が発生した。

事故発生直後、国土交通省はシンドラーに、国内にある同社製エレベーターの全リストの提出を求めたが、当初は「個人情報保護」を理由に国交省へのリスト提供を拒否した(6月9日にリストを提出)。また、スイスのシンドラーグループ本部は6月9日、「(事故は)欠陥ではなく他社の不適切な保守点検か、閉じ込められた乗客による危険な行為が主因」とする声明を発表した。

当時、保守は同社と資本関係のない競合会社が受注していた(2005年度は日本電力サービス、2006年度はエス・イー・シーエレベーター)。

事故当初より、シンドラーは再三の住民説明会や記者会見の要請を拒み続け、初めて記者会見を開いたのは、事故から9日経過した6月12日であった。

この会見で、同社による保守業者への情報の提供が不充分であったことが明らかになった。翌日の6月13日に、初めて住民説明会を開いて、ケン・スミス社長が謝罪した。

エレベーターは後に、同じ建物内にあった3基のシンドラー社製エレベーターも含め、5基とも三菱電機製に交換された。なお、保守点検は、交換時から同社の子会社である三菱電機ビルテクノサービスが実施している。

死亡事故の発生を受け、広島市は、被害を防止する観点から市有建築物のエレベーターの緊急点検を行った。これに伴い、市有建築物における過去のエレベーター誤作動調査結果がまとめられた。他社製品は457基中35基(7.7%)が過去にトラブル・故障があったのに対して、同社製のエレベーターは41基中14基(34.1%)であった。

【2006年11月17日】
国土交通省は、全国の同社製エレベーター6273基の緊急点検結果を発表した。同社製エレベータは、過去1年に閉じ込め175件を含む1294件の不具合があり、1基あたりの1か月の不具合の発生率は1.7%であった(大手5社の不具合発生率は1.2%)。

国土交通省は、同社製エレベータに構造上の問題はないが、保守管理が充分でないとして、重点的に検査を行うよう注意喚起する方針であるとした。

また、シンドラーエレベータ死亡事故後に、東京工業大学すずかけ台キャンパス内にある同社製エレベータが、ドアに15cmの隙間が発生したりと何度も不具合を起こしていたことが話題となり、このエレベータに対し取材陣が殺到した(やじうまWatchより)。

その後も、不具合は修復されていない様子であることが、報告されている。

【2007年1月1日】
同日付でケン・スミス社長は退任し、ゲアハルト・シュロッサー(ヘンケルジャパン前社長)が新社長に就任。また、これと同時に失敗学で知られる畑村洋太郎氏や弁護士などで構成される「独立アドバイザリー委員会」を設置し、同委員会のアドバイスの元に、日本での事業を行うこととした。

これは、シンドラー社が社会的要請に応じた事業活動のありかたや、安全な製品を供給することを目的としている。

【2007年3月】
エレベータの法定検査に必要な国家資格を、資格取得に必要な実務経歴を偽装することで、53人に不正に取得させていた事が発覚した。

同社は、直ちに詐称していた者の資格を国土交通省に返納した。また、それと同時に、国土交通省は経歴詐称した検査資格者が行った法定検査を無効とし、正規な検査資格者による再検査を指示した。

【2007年4月5日】
シンドラー社は、同社製品やサービスの向上や信頼回復を図るべく、前述の独立アドバイザリー委員会の存続延長を決定した。

【2007年5月23日】
シンドラー社が保守点検を行っている東京都杉並区にあるマンションで、住民からの通報により、エレベータを吊るすワイヤーの一部破断が発見された。

国土交通省は、直ちに同社が保守点検をしているエレベーターについて緊急点検を指示。なお、前月である4月4日に、日本オーチス・エレベータが同様の不具合を起こしたばかりであった。

【2007年6月30日】
前述の独立アドバイザリー委員会が解散した。

【2007年7-8月】
東京都港区が事故機と同型のエレベーターの電磁ノイズ耐性を調べる実験を行った(タクラム・デザイン・エンジニアリングとノイズシールドジャパンが実験)。同型機で、制御回路が電磁雑音に極めて弱いことが判明した。

この実験以前は、「ブレーキの磨耗」や「保全の不良」が事故原因と推測されていたが、事故機の予測不可能で多彩な動作不安定性は単純なブレーキ磨耗だけでは説明が付かない。

一方「指示なしで勝手に走行」「急停止」「閉じ込め」など、事故機の設置されていたビルの住人などがかねてより指摘していた動作不良は、制御回路の電磁雑音脆弱性で再現が確認された。

また、同実験で、ブレーキ磨耗・ソレノイド不良により事故と同様の戸開上昇が認められた。

制御回路の電磁雑音脆弱性とブレーキ磨耗、ソレノイド不良の因果関係に関しては、現時点では不明。一方シンドラー社は、「ノイズ対策は正常であった」という見解を出しているものの、具体的にどう正常であったかの回答は出していない。

【2007年9月12日】
大阪府堺市西区浜寺石津町西の娯楽施設「とこりん」石津店で、シンドラーエレベータ社が保守するエレベータ(旧日本エレベーター工業製、1970年製造)が4階に上がる途中で2階まで降下し、エレベーター内に一時的に閉じ込められた乗客が気分が悪くなるなどの症状を訴える事故が発生した。

【2007年10月16日】
神奈川県平塚市の西友平塚店で、エスカレーターから大きく身を乗り出した小学生の男児が、手すりと危険防止用の保護板の間に首を挟まれ重体(後に回復)となった(これに関しては男児にも責任はある)。

この保護板の製造・設置をしたのはシンドラー社で、形状が建築基準法に違反していた。19日に国土交通省大臣が同社を批判。

【2007年10月22日】
大阪府の西成警察署で、署内に2基あるエレベータのうち1基が、無人のまま最上階の7階まで上昇し、天井に衝突して停止した。20日に点検した際には異常はなかったという。

【2010年11月16日】
千葉県柏市の東京大学柏地区キャンパスで、学生18人が乗り込んだ定員19人のエレベーターが扉が開いたまま1階から地下1階まで下降。脱出を試みた学生2人のうち男子大学生1人がひざに軽い打撲を負った。

【2012年10月31日】
金沢市のアパホテル金沢駅前の4階で女性清掃員(63歳)が挟まれて死亡。エレベーターに乗り込もうとした際、急にかごが上がり始め、つまずいた。かごが上昇を続けたため、かごの床とフロア側のエレベーターの枠に体を挟まれたという。

 

ちょっとひどいですね。人の命を預っているという認識があまりにも低く、また事故を被害者のせいにしてしまうところに非道さを感じます。

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